“まだ大丈夫”が危ない!歯科定期検診の重要性
「歯が痛くなったら歯医者へ」そう思っている方は少なくありません。しかし実際には、痛みが出たときにはすでに症状が進行していることが多いのです。歯科の定期検診は、虫歯や歯周病を早期に発見し、最小限の治療で済ませるための大切な習慣です。
今回は歯科定期検診の重要性についてご紹介します。
定期検診をすすめる理由
お口のトラブルの早期発見・早期治療
定期検診は、むし歯や歯周病を早期発見・早期治療できる大切な機会です。初期段階では自覚症状がほとんどありませんが、早めに見つければ削らずに済む場合もあります。
噛み合わせのずれや詰め物・被せ物の劣化も早期に発見・対処でき、歯や顎への負担を防ぎます。
全身の健康維持
歯周病は糖尿病・心疾患・誤嚥性肺炎・早産など全身の健康にも影響するため、早期対応が重要です。定期検診では、毎日の歯磨きで落としきれない歯石や着色を専用器具で除去し、お口の中の細菌を減らすプロフェッショナルケアも受けられます。
患者様の負担軽減
通院や治療にかかる時間や費用を抑え、将来自分の歯で食事や会話を楽しむことができます。結果として、QOL(生活の質)を高く保ち、認知症リスクの低減にもつながります。
モチベーションアップ
定期検診の記録を残すことで、お口の状態や治療の経過が把握しやすく、モチベーション維持にもつながります。
お口のトラブルは、静かに進行します。虫歯も歯周病も、症状が出てからでは治療回数や費用、歯へのダメージが大きくなります。
定期検診は「痛みがないから行かない」のではなく、「痛みが出ないように行く」ものなのです。
歯科定期検診を通して、日常の口腔ケア習慣をつけることで、将来のお口とからだの健康にも差が出てきます。些細なお口の変化も、お気軽にご相談下さい。
どのくらいの間隔で行けばいい?
一般的には3〜6か月に1回のペースが推奨されています。歯周病リスクが高い方や虫歯ができやすい方は、より短い間隔での受診がおすすめです。かかりつけの歯科医院でお口の状態を確認してもらい、ご自身のお口の状態と、無理なくライフスタイルに合った通院ができるように相談してみましょう。
まとめ
今回は歯科定期検診の重要性についてご紹介しました。
定期検診は、健康な歯を長く保つための最も効果的な方法です。痛くなる前に、そしてずっと美味しく食事を楽しむために、次回の歯科検診を予定に入れてみましょう。
当クリニックにご来院頂いた事がある方で、歯科衛生士による定期検診(メンテナンス)をご希望の方はオンライン予約ができるようになりましたのでご活用ください。
当クリニックが初めての方も「初診専用WEB予約」や、「矯正相談WEB予約」もございますので、それぞれの注意事項をご確認いただき、ご予約下さい。