ステファンカーブを虫歯予防に活かそう

皆さんは規則正しい食生活を送れていますか?虫歯のなりやすさは食生活も大きく影響します。

今回はステファンカーブとは何か、ステファンカーブを活用した虫歯予防のポイントについてご紹介します。

 

ステファンカーブからわかる虫歯のメカニズム

ステファンカーブは、人の口腔内の酸性度pH(ペーハー)の変化を示したグラフです。食事を楽しむたびに口腔内は、歯の表面からカルシウムやリン酸が溶け出し酸性に傾く「脱灰(だっかい)」とそれを修復しようとする「再石灰化」が繰り返されます。

この脱灰と再石灰化のバランスが崩れ、酸性度がpH=5.5を下回る状態が続くと虫歯のリスクが高まってしまいます。このことから、食生活を整えることで、虫歯になるリスクを下げることができるのです。

規則正しい食生活

不規則な食生活

 

ステファンカーブを活用した虫歯予防のポイント

食後の歯磨き

「食べたら磨く」を意識しましょう。歯の表面から食べカスやプラークを取り除くとともに、フッ素入りの歯磨きペーストで再石灰化を促すことができます。歯を磨けない場合は、うがいだけでもしておきましょう。

 

食事の時間や回数を決める

食事の時間や回数を決める

一日中何度も食べ物や飲み物を摂ることは、お口の中が常に酸性に傾き、虫歯リスクが高まってしまいます。食事や間食の量や時間をしっかり決めてだらだら食べを避け、再石灰化の時間を確保しましょう。

 

バランスの取れた食事

バランスの取れた食事

食事の内容も大切です。虫歯の原因菌は糖分を餌にしてお口の中で増殖します。そのため、糖分の多い食べ物は、虫歯リスクを高めてしまいますので、バランスの良い食事を心がけましょう。

 

よく噛んで食べる

1口30回噛む

よく噛んで食べることは、唾液の分泌を促進し、再石灰化をサポートします。嚙み応えのある食材を加えたり、食材を大きめに切ったり火を通し過ぎないなど、調理を工夫してみましょう。

 

まとめ

今回はステファンカーブとは何か、ステファンカーブを活用した虫歯予防のポイントについてご紹介しました。

ステファンカーブは、私たちの食生活とお口の健康は密接に関連しています。適切な食後の口腔ケア、食事の時間や回数の管理、バランスの取れた食事は、虫歯予防に繋がります。ステファンカーブを上手に活用し、お口の健康を守りましょう。

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