口呼吸の影響
マスク生活も長くなり、口臭や口呼吸のお悩みが増えています。マスクをしている時だけでなく、仕事や勉強、スマホに集中している時に気が付くと口がぽかんと開いている、無意識に口呼吸をしているなんてことはありませんか?
実は口呼吸によって様々なお口のトラブルや病気を引き起こす可能性があります。口呼吸になる原因やその影響についてご紹介します。
どうして口呼吸になるの?
口呼吸の原因は様々ですが、主に以下の様なことが原因になることがあります。
- 柔らかい食べ物が多く、噛む回数の減少により、口周りの筋肉が発達していない
- 花粉症や鼻炎などで常に鼻が詰まっている
- 歯並びの影響で口が閉じない
- マスク生活で息苦しさを感じ、無意識で楽な口呼吸になっている
- 口呼吸が習慣化している など
口呼吸になるとどんな影響があるの?
お口のトラブルが起こりやすい
口が乾燥しやすくなり、虫歯や歯周病の原因菌が繁殖しやすい口腔内環境になってしまいます。これらのトラブルが口臭の原因になってしまいます。
お子さまの場合は、口呼吸によって口周りの筋肉が発達せず、歯並びにも大きく影響があります。
風邪や感染症、アレルギーになりやすい
鼻呼吸は細菌やウイルスなどを体内に侵入させないフィルタのような機能がありますが、口呼吸は直接細菌やウイルスなどを体内に取り込んでしまうため、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなってしまいます。また、アトピーや喘息などアレルギーの原因になる場合もあります。
たるみの原因になる
口呼吸は常にお口周りの筋肉が緩んだ状態になるため、口周りの筋肉が衰え、老けた印象になったり二重顎の原因になります。
この他、無呼吸症候群や自律神経の乱れにもなる場合があります。日頃から口を閉じて鼻呼吸を意識したり、マスクは人がいないところで外すなど工夫すると良いでしょう。鼻づまりがある方は、耳鼻科や内科で原因を根本から治療しましょう。
参考
OMRON
https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/165.html