長期休暇中に起こるかもしれないお口のトラブル
⻑期の休みで⻭医者が閉まっているときに限って詰め物がとれたり、⻭に痛みが出たりすることがあります。年末年始などの⻑期休暇中にお⼝のトラブルが起こった場合、どのように対処すればいいのかをご紹介します。
⻭が痛む
⾍⻭や⻭周病が進⾏しているなど何らかの原因で炎症が起こっている可能性があります。痛む部分で噛んだり刺激を与えないようにして清潔に保ち、できるだけ早く⻭科医院を受診しましょう。
詰め物や被せ物がとれた
詰め物や被せ物がとれた部分を清潔にして、とれた部分で噛まないようにしましょう。詰め物・被せ物は保管してください。状態によっては、そのまま装着できる場合があります。
痛みがないからと言って放置してしまうと、⾍⻭になるリスクが高まりますので、できるだけ早く⻭科医院を受診しましょう。
入れ⻭が壊れた
割れたり欠けたりした入れ歯は、お⼝の中を傷つけたり、かけらを飲み込んだりする危険性がありますので、使わないでください。また、ご⾃分で接着剤などを使って修理しないでください。
柔らかいものを食べるなどし、食べ物が喉に詰まらないように気をつけましょう。
できるだけ早めに⻭科医院で修理(状態によっては作り直さなければならない場合もあります。)してもらいましょう。
⻭や⼝をケガした
転んで⻭をぶつけたりして出⾎したり、⻭が折れたりした場合、⻭科医院に⾏くまでの間に焦らずに応急処置をしてください。
出血がある場合は、傷口の汚れを洗い流し、清潔なガーゼで出血部位を押さえて止血しましょう。その時は痛みや問題がなくても、中で歯が折れていたり、数日後に痛みが出てくる場合がありますので、早めに歯科医院を受診しましょう。
歯が抜けた場合は、条件が良ければ元の位置に歯を戻せる場合があります。抜けた歯を元の位置に戻すために必要な歯の根元の「歯根膜」を洗い流したり、触らないようにしてください。歯医者に行くまで、抜けた歯を歯の保存液につけるのが望ましいですが、牛乳につけるかラップなどに包んで持って行くことが望ましいでしょう。
抜けた歯は長時間経ってしまうと元の位置に戻すことができなくなってしまいますので、緊急性のある場合のために、休日診療をしているお近くの歯科医院や休日急病診療所を調べておき、落ち着いて行動できるように準備しておくと良いでしょう。
休日急病診療所について
休日急病診療所は、⽇曜・祝⽇や年末年始など、休⽇の急な痛みやお⼝のトラブルが起こった場合に、応急的な外来診療を行う施設です。お住いの地域により診療⽇や内容などが異なりますので、ホームページなどを事前に確認するようお願いいたします。
下記に様々なお口のトラブルの対処方法をまとめてくれていますので、参考にしてくださいね。
テーマパーク8020(お口の119)
http://www.jda.or.jp/park/rescue/contents.html
参考
日歯8020テレビ
https://www.jda.or.jp/tv/57.html#okyu