フッ素の効果で虫歯に負けない歯に!

フッ素は自然界にある元素のひとつで、様々な食べ物や飲み物にも含まれています。

「フッ素は歯に良い」や「虫歯を防ぐ」と聞いたことがあるかと思いますが、具体的にどんな効果があるのか、どうやって使えばいいのかなど、フッ素についてご紹介いたします。

 

フッ素働き

働きその1:酸で⻭が溶けて(脱灰)しまったところに、カルシウムやリンの補給(再石灰化)を促進します。

再石灰化を促進するフッ促進する

働きその2:虫歯菌の働きを弱め、酸が作られるのを抑えます。

虫歯から歯を守るフッ素の効果

働きその3:⻭の表面のエナメル質に働きかけ、歯を強くしてくれます。

歯を強くするフッ素の効果

フッ素の使い方

適切な量を守る

フッ素入りの歯磨き剤の場合、歯の萌出~2歳頃までは1~3mm程度、3~5歳は5mm以下、6~14歳は1cm程度、15歳以上は1~2cm程度です。

フッ素の量の目安

小さな⼦供に使⽤する際は、大人が仕上げ磨きに使いましょう。歯が生えていなかったり、まだぶくぶくうがいが上手にできない場合は歯磨き剤を無理に使用する必要はありません。まずは歯ブラシを口に入れることから慣れていきましょう。

 

フッ素をお口全体に行き渡らせる

2~3分かけて、フッ素入りの歯磨き剤がお口全体に行き渡る様に丁寧に歯を磨きましょう。

 

うがいの回数を少なくする

歯磨き後のうがいは1回程度にしましょう。フッ素をお口にとどめ、効果を高めます。就寝前は、歯磨きの後にフッ素入りの洗口液でうがいをするのもおすすめです。

 

歯科医院でのフッ素塗布

子どもの口腔ケア

⻭科医院行うフッ素塗布は、ご家庭で使用している歯磨き粉などとは違い、高濃度のフッ素を歯に直接塗布します。乳幼児からフッ素を塗布することができます。

フッ素の効果は持続性がないので、3か月に1回程度の定期的なフッ素塗布をお勧めします。

当クリニックでは、0歳から12歳までのお子様を対象として、虫歯にならない健康なお口をつくることを目的とした小児予防クラブ(https://1182-dc.com/kidsclub/)もございますので、楽しく学びながら一緒に虫歯予防をしていきましょう。

 

お口のケアは日々の積み重ねが大切です。フッ素を上手に取り入れて、より効果的なケアを続けて健康なお口を維持しましょう。

当クリニックではケアグッズも取り扱っておりますので、どんな歯ブラシや歯磨き粉がおすすめか、また、それらの使い方などもお気軽にご相談下さい。

 

参考

Lion https://faq.lion.co.jp/faq_detail.html?id=10839

クリニカ https://clinica.lion.co.jp/yobou/point/fluorine_how.htm

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