食育の大切さ

食育は、生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり 、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てることです。(農林水産省「食育の推進(https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/)」より)

毎⽉19⽇は「⾷育の⽇」として定められています。前回、おやつの上手な食べ方についてご紹介しましたが、これも食育のひとつです。食育の大切さを知って、みんなで取り組んでみましょう。

 

食育の大切さ

家族で食事

バランスの良い食事をしっかり食べて、身体づくりや健康的な生活に繋げるだけが食育ではありません。みんなで一緒に食事をすることでコミュニケーションの取り方やマナーを学んだり、配膳や片付けなど協調性・社会性を身につける場でもあり、子どもにとっては心身共に大きな影響を与えます。

また、知らず知らずのうちにバランスの良い食事を心がけたり、早食いの予防になったり、さらに高齢者にとっては、だれかと楽しく食事をすることで、必要な栄養を摂ることができる、生きがいを感じることができるなどの効果があります。

食育の大切さを理解することは、健やかな生活を送るためにとても重要なのです。

 

具体的にどんなことが食育に繋がるの?

誰かと一緒に楽しく食事をする以外にも、以下のようなことも食育に繋がります。

給食

バランスの良い食事を食べるだけでなく、身支度・配膳・後片付けや食事のマナーなど集団生活のルールを学ぶことができます。また、作ってくれた人に感謝をしたり、食べたことない料理にも触れる機会になるでしょう。

給食

 

収穫や調理を体験する

小学生の時や夏休みに体験することもあるかもしれませんが、自分で野菜などを栽培し、収穫して調理して食べるという体験は、とても特別な事です。どのように育てて、どんな風に成長して、食べられるようになるまでにどれぐらい時間や手間がかかるのかを知ることで、生産者の方に感謝が生まれたり、食べ物の大切さを学ぶことができます。特に苦労して自分で作って収穫した新鮮な食材は、ひときわおいしく感じられます。自分が食べるものに関心を深めることは好き嫌いをなおすのにも効果的です。

収穫や調理を体験

 

郷土料理や旬の食材をとりいれる

郷土料理は、その土地の食文化が取り入れられています。どんな食材が採れるのか、どんな味付けなのかなどを知ることで、その土地のことを知ることができます。

また旬の食材は、その時期に栄養が高い、たくさん収穫できるため手に入りやすい、新鮮でおいしいといった特徴があります。夏の食材は体温を下げたり、夏バテを予防する栄養がある、冬の食材は体を温める、免疫力をアップするなど、その時期に必要な栄養を摂ることもできます。

これらは給食にも取り入れられています。

 

お口の健康も大切に

歯科定期健診

いつまでも食事を美味しく楽しく食べるためには、お口が健康であることが重要です。歯が痛いところがあると、よく噛めなかったり、食事を楽しむことができませんよね。そのためにも歯科定期健診や正しい歯磨きなどお口のメンテナンスを継続して一緒に口の健康を守っていきましょう。

 

参考

農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/

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