歯について~⻭の本数と構造~

前回は歯の役割と仕組みについて紹介しました。今回は引き続き歯について、本数や構造についてご紹介します。

 

⻭の本数の推移

前回⻭の本数は、乳⻭は20本、永久⻭は28本に親知らず(第3⼤⾅⻭)4本を含めると32本と紹介しましたが、歳を重ねるごとに何らかの理由で歯を失ってしまうことも。

下記のグラフは、平成28年に厚⽣労働省より公表された80歳で20本以上の⻭を有する者の割合です。

近年では、80歳になっても20本以上自分の歯を保とうという「8020(ハチマルニイマル)運動」が推進されており、予防歯科の重要性が認知されてきています。それに伴い⾃分の⻭を⼤切にすることの重要さが徐々に浸透し、80歳で20本以上の⻭を有する者の割合が増加しています。

厚⽣労働省 平成28 年⻭科疾患実態調査

厚⽣労働省 平成28 年⻭科疾患実態調査(https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/62-28.html)より

 

歯の寿命

厚生労働省の平成11年歯科疾患実態調査によると、歯の平均寿命が最も長いのは男では下顎左および右側の犬歯で66.7年、女は下顎右側犬歯で66.2年。最も短いのは男女とも下顎左側第2大臼歯で、男50.0年、女49.4年となっています。

次に歯の構造を詳しく見てみましょう。

 

⻭の構造

歯の外側のエナメル質や歯の神経を囲む象⽛質、神経と血管が集まっている⻭髄などから成り立つ上部の「⻭冠部」と、それより下の⻭⾁(歯茎)や歯を支える⻭槽⾻、クッションの役割をする⻭根膜などの「⻭根部」から成り⽴っています。

表面からは見えませんが、歯の構造をじっくり見てみると、とても複雑であることがわかります。

歯の構造

 

⾍⻭が進⾏すると、エナメル質や象牙質が虫歯菌によって溶かされて薄くなり、守られていた歯髄が外からの刺激が伝わりやすい状態になるため、冷たいものや歯ブラシなどの刺激でしみるという症状が出てきます。

このように歯について知識を深めていただくことで、ご自身の歯を少しでも大切にしようと感じて頂けたら幸いです。⻭を⼤切にするための第⼀歩として歯科健診を受けてみてはいかがでしょうか。

 

当クリニックでは、正しいブラッシングなどご自身で行う「セルフケア」の指導と、セルフケアだけでは除去できないプラークを定期的に除去するメンテナンスである「プロケア」を実施しています。大切な歯を失わないためにも、ぜひご一緒にお口の健康を守っていきましょう。

 

参考
テーマパーク8020 https://www.jda.or.jp/park/function/index.html

厚生労働省 平成11年歯科疾患実態調査の概要
https://www.mhlw.go.jp/topics/0105/tp0524-1.html#kekka

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